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  • 執筆者の写真Baptiste Bassot

ERPのシステムを活用した在庫管理


目次

  1. 在庫管理が現代ビジネスの鍵を握る!

  2. ERPならこうした調節もスムーズに行えます

  3. まとめ

在庫管理が現代ビジネスの鍵を握る!

在庫を適切に管理することができるか、現代ビジネスシーンにおける「最大のテーマ」といってもよいでしょう。


商品が不足していると、せっかく売れる時期に商品を供給することができず、逆にだぶついてしまうと商品を保管するコストがかかってしまううえに最終的には赤字覚悟の大幅な値引き価格で処分しなければならない事態に追い込まれてしまいかねません。


現代の市場は先行きが不透明とも言われています。モノが売れない時代とよく言われ、余った商品を抱えやすい環境になっている一方、一度火がつくと爆発的に売れてあっという間に商品が市場から消えてしまうケースも見られます。


インターネットの情報に影響されやすい商品需要

これはインターネットによる情報の共有が大きな影響を及ぼしており、とくにSNSの普及により口コミでヒット商品が生まれる状況が増えています。


あまり知られていなかった製品・サービスがSNSでの情報拡散をきっかけに爆発的に売れだすケースも見られますし、逆に悪評が立ってさっぱり売れなくなってしまうケースも見られます。


売り手側としてはこうしたチャンス・リスクも視野に入れたうえでこれまで以上に商品の調整をしっかり行っておく必要があるわけです。

「商品の調節」とは、単に不足しない、余らないことだけを意識するものではなく、より広い視野でビジネス展開全体を意識して行っていく必要があります。


例えば調節をしっかり行うことで流通コストを削減することができますし、いざ需要が増加したときに供給の速度を速められる環境を確保しておくことも大事です。多くの人が必要としているときに商品を届けることができるか、ビジネスの鉄則です。



ITシステムを利用した在庫管理で効率化を実現

この点においてはITを活用したシステムが非常に役立ちます。

もっともわかりやすい例では、バーコード、QRコードを活用した出入庫のコントロールが挙げられるでしょう。膨大なデータも基幹システムを活用すれば容易に調節することができ、どの倉庫にあるどのアイテムがどれだけ動いたのか、需要の増減はどうなっているのかを把握できます。


またこうした需要と供給の動向をデータとして可視化することで管理しやすい環境を維持しやすくなります。突然需要が殺到するといっても、ある日急に注文が殺到するわけではなく、短くても数日程度の兆候が見られるものです。


ITシステムを活用したデータの可視化を導入していればいち早くその兆候を察知し、早めに商品の確保を行っていくことで爆発的な需要の増加に応えることができるようになります。この点は製品の人気や需要の低下による商品の調整にも役立つでしょう。



ERPならこうした調節もスムーズに行えます

このようにITを活用した在庫の調節には「ERP (Enterprise Resource Planningの略)」が向いています。


このシステムは事業の国際展開や支店・子会社同士のネットワーク構築などグローバルな展開に向いているイメージもありますが、製造業や流通業における商品の調節にも優れたメリットを備えています。


リアルタイムにグローバルのデータを把握

まず低コストでの導入が可能な点と情報の共有が行いやすい点が挙げられます。グローバルな事業展開に向いている部分とも重なりますが、支社・倉庫の情報をネットワーク化することで情報を共有することができ、商品の出入庫の状況をネットワーク全体にリアルタイムで把握することができるようになるのです。


例えば特定のエリアで需要が高い製品や逆に少ない製品を把握することもできますし、全体の需要と供給のバランス、倉庫同士の商品の調整の必要性などの検討も行いやすくなります。


グループ、ネットワーク全体で流通の状況を客観的なデータの形でチェックすることで状況を可視化し、意思決定もスムーズに行いやすくなるでしょう。またこうしたデータの蓄積を生産や営業にフィードバックすることでビジネス全体の効率化にも役立てることができます。



特定の製品に需要が上昇しそうなら生産を増やす、もう一押しマーケティングが必要なら営業に対策を促すといった動きを一連の流れの中で行っていくことができるわけです。


低コスト、短期間で導入しやすいクラウドERP

導入しやすさはコストと時間の節約にも結びつきます。ネットワーク経由のクラウド型ERPは従来の基幹システムに比べて導入コストを低く抑えることができるため、中小規模の企業でもそれほど大きな負担をかけずとも導入できます。


しかもソフトウェアやハードウェア、サーバーの設置といった面倒な手間も少ないのですぐに導入できる点も見逃せません。バーコードやQRコードといった従来の機能と組み合わせることで相乗効果も期待できるでしょう。

まとめ

現代ビジネスでは在庫のコントロールは営業や生産とも結びつくため、ビジネスそのものの管理とも言われています。


需要が高まっているときに商品を供給できない企業は優良企業とはとてもいえませんし、将来的な事業展開の見通しも期待できないでしょう。


ERPを活用すればそうした現代ビジネスの重要な課題を効率よく改善し、時代のニーズを的確に答えた商品の調節や商品の供給を行いやすくなります。まさにビジネスのコントロールそのものにピッタリのシステムといえるでしょう。

 

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